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0120-458-482 平日10-18時(盆・年末年始を除く)

全成分一覧

A-Z

成分名 説明
BG(ブチレングリコール) 僅かに甘みのある無色の液体である。適度の湿潤性と抗菌力があり、皮膚に対する刺激も少ないので、化粧品として有効である。グリセリンと比べさっぱりとしており、ベタつきも少ないので、各種クリーム・乳液・歯みがきなどに保湿剤として使用される。
DL-リンゴ酸 クエン酸の1.2倍の酸味を有するので、同じ酸味に調整するのに、約20%少ない量ですむ。 果実に多く含まれる酸で、フルーツベースのゼリー等に最適。 主に酸味料、乳化剤、pH調整剤として使用される。
PEG-20 PEG:ポリエチレングリコールのこと。多価アルコールの1つで、白色のワセリン様の物質である。水溶性で刺激もあまりなく、保湿効果がある。安全性が高く、口腔品にも配合されている。
PEG-20ソルビタンココエート モノヤシ油脂肪酸ソルビタンに酸化エチレンを付加重合したもの。優れた乳化能を有する非イオン性界面活性剤で、クリームや乳液などに使用されている。
PEG-40水添ヒマシ油 安全性が高い乳化剤、可溶化剤。水分と油分を乳化し、品質を安定に保つために使用。ヒマ(唐胡麻)という植物の種に、圧力をかけて絞ってとれた油がヒマシ油。ヒマシ油に水素添加して酸化安定性を高めた水添ヒマシ油(硬化ヒマシ油)にポリエチレングリコールを付加重合して得られる白色ペースト状の非イオン性の界面活性剤。
PPG-9ジグリセリル 乳化促進効果、可溶化効果、エモリエント効果。非イオン界面活性剤で、泡立ちが少なく、感触が良い可溶化製品を作る為に使用される。また、水分と油分を乳化させるためにも使用される。
PVP(ポリビニルピロドリン) 安全性の高い優れた水溶性高分子成分として医薬品にも用いられている素材。美容製品においては、フィルム状になって肌の水分を保つことや皮膚汚れの付着を防ぐ効果に期待がもてることから、粘度調節剤、分散剤、皮膜形成剤、保湿剤などとして活用されている。
α-アルブチン コケモモ、ウワウルシ、西洋ナシの葉や皮に含まれており、メラニンの合成を抑える作用がある。
α-グルカン、またはデキストリン 充填剤、保湿・湿潤剤として配合されている。α-グルカンは、炭水化物が豊富な米やもち、じゃがいもやとうもろこしなどに含まれる。化粧品用にはパウダー・ファンデーションなどの粉状化粧品を固形状にするための結合剤として、あるいはクリーム状化粧品では、粘度調整や皮膚への吸着のために用いている。
β-グルカン 酵母などの細胞壁由来の多糖体で、増量剤、皮膚コンディショニング剤として配合されている。β-グルカンはシイタケやマイタケをはじめとするキノコ類やパン酵母などの酵母、オーツ麦や大麦に多く含まれる。体を守る免疫システムの中心として働く細胞などに作用し、低下した細胞の免疫力を高める。

あ行

成分名 説明
(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、または(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマー アクリル酸のナトリウム塩とアクリロイルジメチルタウリン酸のナトリウム塩からなる共重合体のポリマー。製剤の粘度を調整して粉体の均一に分散させたり、乳化を安定化させる働きがある。メイク品やクリーム、乳液などで使用されている。
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、またはカルボマー アクリル酸アルキル(C10-30)の共重合体で、乳化性、増粘性を有する。あらゆる油を少量の乳化剤で安定な乳化ができるという特徴を有している。従来にない高分子乳化剤である。
アシタバ葉/茎エキス、またはアシタバエキス セリ科の多年生草本のアシタバの葉の抽出液である。アシタバには骨粗しょう症とのかかわりが認められているビタミンKが多く含まれている。化粧品に配合すると、皮膚の新陳代謝を高め、肌荒れや老化予防に効果がある。
3-O-エチルアスコルビン酸、またはアスコルビルエチル 即効性と持続性に優れた水溶性ビタミンC誘導体。医薬部外品の有効成分で、着色・着臭が起こりやすい従来のビタミンC誘導体と比較して、非常に安定性が高く、配合した際に感触が良いのも特徴である。
アセスルファムK 酢酸を原料とする人口甘味料の一つで、厚生労働省で使用を認められている指定添加物にあたる。熱や酸に安定しているため、清涼飲料に使用される甘味料は アセスルファムカリウムが多い。
アセチルヒアルロン酸Na 従来のヒアルロン酸Naをアセチル化したもの。スーパーヒアルロン酸とも呼ばれる。分子量が1万~10万と小さいので、浸透率が高く、角質層の奥まで浸透する。親水性と疎水性を持ち、保湿力と角層に柔軟性を与える作用を持つ。保湿力に加えて、長時間肌を保湿する効果に優れている。
アセチルヘキサペプチド-1 神経伝達物質に働きかける事で、表情じわなどを減らす効果、効能がある。肌荒れなどで炎症を起こした肌の緩和には、メラニンを集めて紫外線から肌を守る働きを持つ。
アセチルヘキサペプチド-8 ボトックス様作用。繰り返される表情筋の働きで緊張した肌をリラックスさせ、深い表情ジワを改善する。
アボカド油 ワニナシの果実から得られる淡緑色~暗緑色の油脂である。オレイン酸、リノール酸などの不飽和脂肪酸が多く、その他パルミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸やビタミンA、B、D、レシチンを含む。表皮に容易に浸透し、エモリエント効果を与えるので、各種クリームに使用される。
アミノカプロン酸 中性アミノ酸で、白色の結晶または結晶性の粉末である。抗プラスミン剤であり、プラスミンに起因する出血症状を改善する。主に皮膚刺激を抑制する目的で使われる。
アラビアゴム アラビアゴム(アカシア)の木や同属植物の樹液を乾燥して得られる多糖類。天然由来で安全性が高いとされているため、無添加化粧品にも良く使われている。化粧品成分としては、乳化安定剤、増粘剤として種々の化粧品に使用される。
アラントイン 細胞増殖作用があり、表皮組織を形成し、創傷を治癒するため、創傷、皮膚潰、やけどなどの手当や湿疹などの皮膚疾患にも用いられる。薬効を目的としたクリーム、化粧水、メイクアップ化粧品、頭髪用化粧品などに使用される。
アルガニアスピノサ核油 「アルガンオイル」とも呼ばれる、アカテツ科植物アルガンの核(種)から得られる種子オイル。肌へ水分を補給し、乾燥肌やシワの予防に優れた効果を発揮。さらっとしたテクスチャーで肌や毛髪の栄養補給や保護、柔軟化させる働きを持つ。アルガンツリーはモロッコの南西部にしか生息しない国有の木で、必須脂肪酸量を多く含み、トコフェロールとポリフェノールで構成される天然の抗酸化成分やフィトステロールも豊富に含まれる。
アルギニン カルボマーのアルカリ中和剤として使用する。生体たんぱく質の成分として広く分布しているが、魚の白子のたんぱく質であるプロタミン中には特に多く含まれている。
アロエベラ葉エキス 皮膚の損傷治療に効果があり、メラニンの生成抑制や保湿にも有効。化粧品に広く使用される。
安息香酸Na 安息香酸Naは水に良く溶け、カビ・酵母・菌に対してその増殖を抑制する効果を持ち、世界中で幅広く使用されている保存料・防腐剤である。
イソステアリン酸フィトステリル イソステアリン酸フィトステリルは、植物由来のフィトステロールと植物由来のイソステアリン酸のエステル。イソステアリン酸フィトステリルはフィトステリルステアレートとも呼ばれている。感触の良い化粧用油性成分で他の化粧品原料と相溶性に優れ、製剤にツヤを与え、のび、すべりの改善などに使われる。エモリエント効果や、粘度安定効果もある。
イソステアリン酸PEG-60グリセリル ショ糖から得られる成分でpH調整剤として石けんや乳液に配合されている。
イソステアリン酸水添ヒマシ油 ヒマシ油に水素添加して得られる水添ヒマシ油とイソステアリン酸より得られる植物由来の油性成分。非水系増粘剤、皮膚保護剤、エモリエント剤として使われる。皮膚への刺激が少なく、顔料の分散性に優れている。
イソノナン酸イソトリデシル 粘性が低く、皮膚へのなじみや伸びが良いエモリエント剤。皮膚をしっとりしなやかにし、柔軟性のある皮膚を保つために使用される。
イソヘキサデカン 炭素数16の分岐脂肪族炭化水素で、皮膚コンディショニング剤を配合している。
イソペンチルジオール =イソプレングリコール(表示名称:イソペンチルジオール)。保湿性、抗菌性に優れ、ヘアケア製品やスキンケア製品など様々な化粧品・トイレタリー分野で使用されている。保湿性、抗菌性に加え、臭いが非常に少ないこと、様々な種類の原料との相性がよいこと、などバランスの良い化粧品基剤として使われる。医薬部外品原料規格に適合しており、安全性が高い。低温でも性能が良いため凍結防止用に配合される場合もある。
イワベンケイ根エキス イワベンケイソウの根から抽出され、バラ様の香りをもつ。抗ストレス作用。紫外線や温度ストレス、乾燥によるダメージを肌内部から防ぐ。
(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10 肌のバリア効果や使用感向上等が期待でき、べたつき感を抑制できる。
エタノール アボカド由来。わずかに特有の芳香のある、無色透明な揮発性の液体である。一般には単に「アルコール」と俗称されています。化粧品には欠かすことの出来ない原料で、各種物質を溶解する性質があるので溶剤として多用され、また清浄、殺菌、収れん、可溶化、乾燥促進などの目的でも配合される。
エチドロン酸4Na 鉱物から抽出され、原料の酸化・変臭・変色の原因となる金属イオンを封鎖する働きがある。
エチルへキサン酸セチル セタノールと2-エチルへキサン酸より合成したエステルである。水鳥の羽毛脂に似た合成油で、皮膚に対する刺激も無く脂ぎらない使用感を与える。油性成分、エモリエント剤として乳液などに幅広く使用される。
エラスチン コラーゲンと同じ線維状たんぱく質で、真皮などの結合組織中の弾力線維の構造成分である。皮膚のたるみ、シワの防止に重要な役割を果たしている。皮膚が老化するとエラスチン含量は減少し、弾力が失われ、シワの発生につながると考えられる。
エリスリトール 糖アルコールに分類される甘味料で、果実やキノコの他、ワイン・清酒・醤油・味噌などの発酵食品に含まれている天然の糖質。ぶどう糖を原料として酵母を用いた発酵により生産される『ぶどう糖発酵甘味料』。
燕巣(エンカ) アナツバメのオスの唾液に含まれる主成分シアル酸はシミ、シワ、たるみなど体内の酸化を防ぐ。またインフルエンザウイルスを吸着し、感染を予防するとされている。また神経刺激作用があり、育毛効果も期待できる。
オウゴン根エキス、またはオウゴンエキス シソ科の植物コガネバナの根であるオウゴンを抽出したエキスである。オウゴンエキスはフラボノイド類、ステロイド類を成分として含む。抗炎症作用、抗アレルギー作用、チロシナーゼ阻害作用、抗菌作用、収れん作用があり、化粧品に広く使用される。
オクチルドデゼス-25 乳化力に優れており、安定な非イオン性界面活性剤である。乳化剤として各種化粧品に使用される。
オタネニンジンエキス 朝鮮人参から抽出される液体でシワ防止、血行促進、保湿、老化を防ぐ働きがある。
オリゴペプチド-24 バイオ発酵由来のペプチドで、EGFと同様の働きをする成分。年齢を重ねるとともに減少していく本来の肌成分を内側から呼び起こし、本来持っている表皮細胞の分裂・再生の正常化を促して、肌の柔軟性・弾力を高める、肌の老化・乾燥シミを改善させるなどの様々な働きをする。
オリーブ果実油 オリーブの果実から得られる脂肪油である。皮脂に似ている保湿成分がたくさん配合されている。肌の保湿のほか、硬くなった肌を柔らかくし肌トラブルを軽減させる働きを持つ。
オレイン酸ソルビタン 乳化剤

か行

成分名 説明
加水分解エラスチン 化粧品に使用されるエラスチンは「水溶性エラスチン」と「加水分解エラスチン」がある。水溶性とは、水を用いてエラスチンを抽出する方法で、加水分解とは塩等を水と反応させて酸と塩基に分解し抽出する方法。加水分解のほうが分子量が小さい為、浸透性が高くなるが、製品の性状や使用感、成分の目的などにより水溶性と加水分解を使い分ける必要がある。
加水分解コラーゲン 化粧品に使用されるコラーゲンは「水溶性コラーゲン」と「加水分解コラーゲン」がある。水溶性とは、水を用いてコラーゲンを抽出する方法で、加水分解とは塩等を水と反応させて酸と塩基に分解し抽出する方法。水溶液コラーゲンはコラーゲンの分子量は変わらないのに対して、加水分解コラーゲンは分子量が小さい。この分子量が小さい加水分解コラーゲンを「低分子コラーゲン」や「コラーゲンペプチド」と呼ばれることもある。浸透性が高くなるが、製品の性状や使用感、成分の目的などにより水溶性と加水分解を使い分ける必要がある。
加水分解シルク 蚕の絹繊維を構成するたんぱく質フィブロインを酸、アルカリまたはたんぱく分解酵素の下で加水分解して得られる可溶性たんぱく質の水またはエタノール溶液である。セリシンを主体とした、分子量約5500~40000のペプタイド。アミノ酸組成はセリンを主体にアスパラギン酸、グリシン、アラニンを豊富に含む。このアミノ酸組成が人の天然保湿成分のアミノ酸組成と極めて近いため、優れた天然の保湿成分といえる。皮膜形成、毛髪保護、保湿、光沢付与の効果が期待され、保湿作用、抗酸化作用があることから、アンチエイジングを目的とした化粧品に多く配合されている。
加水分解ダイズエキス 必須アミノ酸を豊富に含む良質なタンパク質と、特徴的な成分としてイソフラボンやアントシアニンが豊富に含まれる。肌を酸化ストレスから守る働きがある。
加水分解ヒアルロン酸 酵素などで加水分解して得られる分子量1万以下の低分子ヒアルロン酸。加水分解することで肌への浸透性が高まり、角質層の内側で水分を保持する浸透型ヒアルロン酸。
褐藻エキス 褐藻に属する海藻から得る成分。保湿効果にすぐれており、乾燥から肌を守り、ハリの実感のできる成分として使用されている。アミノ酸やアルギン酸、糖類を多く含んでいる。
果糖ぶどう糖液糖 でん粉を酵素でブドウ糖に分解し、さらに一部を酵素によって果糖に変えた液状のことで果糖の割合が50%以上のものを「果糖ぶどう糖液糖」という。甘味の質は砂糖に極めて近く、すっきりした清涼感がある。
カフェイン カフェインには収れん効果があるので、皮膚の細胞を活性化させる効果や、引き締め効果の化粧品や美容液に配合されている。また、ボディマッサージ用のスリミングジェルなどに入れられ、セルライトの除去を助ける。
カミツレエキス カミツレの花から抽出したエキス。保湿、消炎、収斂、血行促進、抗アレルギーの効果があると共にシミ、ソバカスなどの色素沈着を抑える効果もある。
カラメル ブトウ糖やショ糖から得られる天然の色素で保湿効果もある。
カルボマー 水溶性のビニールポリマーで、毒性及び、眼粘膜・皮膚に対する刺激はほとんどない。白色の粉末であり、水に分散して酸性を示す。これをアルカリで中和すると、透明で高粘度の溶液が得られる。天然ガム質と異なり、増粘効果・品質の均一性、温度変化に対する粘度の安定性に優れ、皮膚上ではサラッとした感触を得られる。微生物により汚染がされにくいことから、増粘剤として現在最も多く用いられている。特にニキビ肌用の洗顔・ローションなどに使用されている。
甘草エキス 甘草(カンゾウ)またはその同属植物の根および根茎から得たエキスで、グリチルリチンを含む。褐色~黒褐色の水あめ様の粘性のエキスで、特異な匂いおよび甘味がある。甘草は洋の東西を問わず、古代から生薬として、刺激緩和、解毒の目的で使用された。生薬甘味の成分はサポニンの一種であるグリチルリチンで、この結晶は砂糖の約50倍の甘味がある。このほかリキリチン、イソリキリチンなどを含み、クマリン、アミノ酸、糖類も含む。グリチルリチンは、抗アレルギー作用、抗炎症作用などの副腎皮質ホルモン様作用を示す。すぐれた刺激緩和、消炎作用を期待して化粧品に広く使用される。甘草に含まれるグラブリジンがコウジ酸に匹敵する美白効果のあることが見出された。
カンゾウ根エキス 甘草の根および根茎から得たエキス。グリチルリチンを含み、抗アレルギー、抗炎症作用、刺激緩和、消炎作用により化粧品に用いられる。またカンゾウに含まれるグラブリジンにも美白効果のあることが見出されている。
キサンタンガム ブドウ糖など炭水化物を、キサントモナス属菌を用いて発酵させて得られる微生物由来の天然のガム質である。酸性多糖類の一種で、保湿成分として、また天然ガム質の増粘剤として優れた使用感を有しており、広く化粧品・食品用として使用されている。
キシリトール(キシリット) 糖アルコールの一種であり、サトウキビの搾りかすなどから得られるキシロースの還元で得られる白色、無臭の結晶または結晶性の粉末で、においはなく甘味がある。糖尿病患者のエネルギーと水分補給の医療目的で使用される。化粧品では、保湿剤、保香剤として各種クリーム、ローションなどに使用される。
キダチアロエ葉エキス、またはキダチアロエエキス-1 アロエはユリ科の植物で、俗に「医者いらず」と称され、民間薬として伝承されている。新鮮な葉の液汁をそのまま胃腸病、便秘症など消化器系の障害に内服し、火傷、切り傷、擦り傷などに、葉の皮をむきその粘液を皮膚の患部に塗布する。保湿効果、消炎効果があり、肌荒れを防ぐ目的で各種化粧品に広く使用されている。
キハダ樹皮エキス キハダまたはその他同属植物の周皮を除いた樹皮から抽出して得られるエキス。保湿性、消炎効果がある。
キャンデリラロウ キャンデリラ(メキシコ北西部、米国カリフォルニアの南部、テキサス南部などの砂漠地帯に生育する植物)の茎から抽出した植物性の天然ワックス。 褐色~黄褐色に帯びた植物性のロウ。 わずかに樹脂様のにおいがある。常温で固体、硬くて 融点が高く、安定している。 口紅に光沢をあたえる材料であり、保存性もきわめてよい。 植物由来の原料であり、アレルギー性は低い。 他のロウ(カルナバウロウなど)とブレンドして使われる。 オイルと配合して口紅などのスティック状の化粧品に使われる。 クリームや口紅の硬さを調整したり、軟化変形防止するために配合される。
キョウニン油、またはアンズ核油 ホンアンズ、モモおよびその変種の核仁から得た無色~淡黄色の透明な油脂である。
クエン酸 天然に広く存在する有機酸の一種で、レモンやミカンなどに含まれている酸味成分である。無色透明の結晶、粒、塊あるいは白色の結晶性粉末である。工業的には、でんぷん質などの糖質を発酵させて製造している。緩和な酸で、収れん作用やキレート作用をもち、酸化防止剤、収れん剤などとして幅広く化粧品に用いられている。生体成分であるため安全性が高く、食品添加物としても使用される。
クエン酸Na クエン酸の酸味を緩和する為に用いられる酸味料。合成。その他、ph調整剤、乳化剤、安定剤として用いられる。特に使用に制限は無く、日本での使用も許可されている。
クオタニウム-73 イアニン系の色素で、抗菌性を有する。黄色ブドウ球菌や大腸菌への阻止作用がある。経皮的使用による皮膚への影響は少ない。化粧品には、強い抗菌性を利用して、皮膚の洗浄・整肌・保護などの目的で配合されており、化粧水には防腐の効果を考えて、0.02%以下の濃度で配合されている。
クチナシ果実エキス、またはクチナシエキス クチナシまたはその同属植物の果実(サンシシ)から抽出して得られるエキスである。黄褐色~黒褐色の液体で、特異なにおいがある。クチナシは、日本の西南部暖地に自生または植栽される常緑低木である。梅雨ごろ咲く花は、白い花弁と甘い香りが好まれる。クチナシエキスには消炎効果、鎮痛作用があるので、広く化粧品に使用される。
グリコール酸 フルーツ酸の一種で古い角質を柔軟にし、取り除く。ざらついた肌を透明感のあるなめらかな肌に導く。
グリセリン 少ない量ではあるが、グリセリンは皮脂脂肪の分解によって生成する天然の皮膚成分である。もっとも古くから用いられてきた保湿剤であり、非常に吸湿性が強く現在でも多くの化粧品に使われている。動植物油脂より石けんまたは脂肪酸を製造する際の副生物として得られるが、これを脱水、脱臭などの精製をして得られる無色、無臭の粘性液体で甘い味がする。グリセリンは、保湿剤として製品の固さや粘度を長期間一定に保持させる目的で使用される。また、皮膚に対する柔軟剤として、製品ののび、滑りをよくする。吸湿性を有し、皮膚に対してうるおいを与え、しっとりとした感触を与える。グリセリンとヒアルロン酸ナトリウムを一緒に組み合わせると水分を保持する力が強くなり、薄い皮膜をつくって、外気の乾燥に左右されることなく皮膚のうるおいをしっかり守る。
グリチルリチン酸2K カンゾウ根から抽出して得られたグリチルリチンのカリウム塩の形にしたグリチルリチンの誘導体である。解毒作用、抗アレルギー、抗消化性潰瘍作用が認められている。皮膚科領域において、急性や慢性の皮膚炎に対して著しい効果を持つと言われている。副腎皮質ホルモンに比べて作用は緩和で、副作用は無い。グリチルリチンは水に溶けにくいが、グリチルリチン酸2Kは水にきわめてよく解けるので、化粧水にも使用される。
グリチルレチン酸ステアリル グリチルレチン酸ステアリルは、グリチルリチン酸とステアリルアルコールのエステル。マメ科の多年草である甘草から抽出される油溶性の 天然の植物由来成分で、抗炎症、抗アレルギー作用を持つ。皮膚炎症やかぶれ防止、肌荒れやにきびの予防、エイジングケアのための美白成分としても使われる。石けん、洗顔料、化粧水、乳液、クリーム、シャンプー、オイル系化粧品に使用される。同じような成分であるグリチルレチン酸ジカリウムよりも抗炎症効果は高い。白色~淡黄白色の結晶性の粉末。
グルコシルセラミド 植物や動物に見られるスフィンゴ糖脂質の主成分である。皮膚コンディショニング剤に使われる。
グルコン酸Na グルコン酸のナトリウム塩であり、キレート剤、沈殿防止剤に使われる。
クロクスクリサンツス根エキス クロッカスの根から抽出されるエキスで成長因子を高める効果が期待できる。コラーゲンやエラスチンを増やす効果もあり、大変注目されている成分。
黒砂糖 サトウキビから得られる成分で保湿効果があり、洗顔後のつっぱり感を防止する。
コウスイガヤ油 シトロネラの葉を蒸留して作る精製油。レモングラスに似たイネ科の生命力の強い植物。和名を香水茅(コウスイガヤ)と言う。
紅藻エキス 褐藻に属する海藻から得る成分。保湿効果に優れており、乾燥から肌を守り、ハリの実感のできる成分として使用されている。アミノ酸やアルギン酸、糖類を多く含んでいる。
コーン油 トウモロコシの種子から得られる植物油で不飽和脂肪酸を多く含む。血栓溶解作用、保湿作用があり、目もとの血行を促進し、うっ血を防ぐ。
ココイルグルタミン酸TEA ヤシ油由来のアミノ酸系洗浄成分。ココイルグルタミン酸系洗浄成分の中でも特にしっとりとした洗い上がり。肌と同じ弱酸性でマイルドな洗浄力、安全性が高い。
ココイルサルコシンNa ヤシ油脂肪酸由来。アミノ酸系界面活性剤。
コメ胚芽油 稲の種子から得られる米ヌカを原料として抽出した淡黄色、粘性の油脂です。オリザノール、ビタミンA、ビタミンEを多く含む。保湿・血行促進・消炎作用があり、石けんの使用感が良くなる。
コラーゲンセラミドMKL(魚由来) タラを主原料としている。天然素材である低分子マリンコラーゲンペプチド・糖セラミド・イソマルトオリゴ糖・マルチビタミンの特許性を有する配合が皮膚の再生機能を活性。熱傷治療を目的として、弊社の独自研究により開発され、イソマルトオリゴ糖配合により皮膚細胞に活力を与えセラミドを介して加齢と共に低下するコラーゲン産生機能を高める。一般的なコラーゲンの約14倍の細胞増殖効果が期待できる。分子量3,000以下の低分子により腸への吸収に優れている。
コレステロール 保湿成分、エモリエント成分。肌の組織内に広く存在している重要な生体成分で、表皮の細胞間脂質の中でセラミドと似たような保水の役割をしている。また、肌を柔らかくする柔軟効果もある。
(混合植物/白糖)発酵エキス-2 数十種類の植物原料を糖の浸透圧を利用して自然抽出し、長期間発酵・熟成させた液体で、化粧品に使用の場合、保湿・整肌・還元などの作用が期待できる。

さ行

成分名 説明
サイタイエキス ブタの正常分娩後のサイタイを水流後、細粉し、化温化にて水抽出した高粘性(粘度:10~30mPa・s)の抽出液であり、ムコ多糖類として0.7~1.0%を含有している。純粋なヒアルロン酸に比べ、コンドロイチン硫酸やデルマタン硫酸などのムコ多糖類を含有、肌に浸透しやすく、細胞の活性化を働きかける。
酒粕エキス 海洋深層水100%使用の清酒から生まれた「酒粕」由来の美肌エキス。相溶性に優れ、主に美白、保湿効果を有し、化粧品に幅広く配合されている。
シア脂 シアの種子から抽出した脂肪を主体とした脂。保湿クリームなどに用いられる。シアバターとも呼ばれます。ツヤとうるおいを与えながらお肌を保護する効果があり、石鹸、各種クリーム、メイクアップ化粧品、頭髪化粧品などに広く使用される。潤滑性・拡散・浸透性に優れている。
ジグリセリン グリセリンの脱水縮合体である。ほとんど無色透明な液体で、ほとんど匂いがない。グリセリンと同様に保湿剤として使用される。
ジフェニルジメチコン 各種化粧品成分との相溶性にすぐれており、特にアルコール系溶媒にはきわめてよく溶解する為、配合が容易であり、また乳化しやすいので広い範囲の製品に配合される。主につやのある保護皮膜をつくり、撥水性、潤滑性、エモリエント効果などを髪や肌に与える。
ジメチコン シリコン油であり、無色透明な液または粘性の液である。においはほとんどない。撥水性に優れ、化粧を水や汗によりくずれにくくする。油分のベタつき感を抑え軽い使用感を与え、他の成分が皮膚や毛髪上に広がるのを助ける働きをすることから、油分を配合するあらゆる製品に用いられる。
シリカ シリカは、鉱物中に多く含まれるほか、多くの植物や人体にも含まれる天然成分。肌すべりをなめらかにし、化粧膜を軽く保ち、感触のよい被膜力や不透明にする働きを持つ。微生物や酸化によって変化しにくいため、乳液の安定化剤にも使われる。
シロキクラゲ多糖体 食用とされているシロキクラゲから得られる多糖体。ゼリー状で白色半透明の子実体から得る。スキンケアを主体に、保湿湿潤目的のほか保水剤としても配合されている。
水酸化K 白色の小球、薄片または塊で、かたくもろい。希薄溶液は皮膚表皮を軟化させる作用がある。脂肪酸と結合して石けんとなり、クリーム、乳液などの乳化剤として使用される。
水酸化Na 白色の小球、薄片または塊で、かたくもろい。断面は結晶性である。水にきわめて溶けやすい。希薄溶液は表皮を軟化させる作用があるが、水酸化カリウムより緩和である。浴用、洗顔、化粧用などの石けん製造の重要な原料となる。石けん原料への利用としては、種々のアニオン性界面活性剤のナトリウム塩をつくるのに用いられる。また、脂肪酸と結合して石けんをつくり、乳化剤としてクリーム、乳液などに用いられる。
水酸化レシチン、または水添レシチン ダイズから抽出したリン脂質。天然の界面活性剤として多くの分野で活用されている。レシチン自体も化粧品へ乳化剤として配合されることがあるが、安定性が低いという欠点があり、水素を添加して安定性を高めている。親油性と親水性の両方の性質を持つため、化粧品の中では乳化剤として配合されることが多い。乳化剤としての用途の他にも保湿効果や抗酸化作用などの美容効果がある。
水添ポリイソブテン 無色透明の揮発性のある油性成分。エモリエント剤、非水系増粘剤として使用される。
水溶性エラスチン エラスチンはコラーゲンと共に結合組織中に存在し、組織の伸縮性に関与している。皮膚真皮には乾燥重量あたり1.5%~4.8%含まれている。エラスチンは通常不溶性であり、化学処理し水溶化する必要がある。淡黄褐色の液体で、無臭である。エラスチンを構成するアミノ酸はグリシンが最も多く、ほかにアラニン、バリン、プロリンなどからなる。化粧品に配合されているエラスチンはコラーゲンと同様、保湿成分としての効果が高いのが特徴である。潤いとつやを与えて乾燥を防ぎ、たるみがちな肌をしっとり滑らかに整える。クリーム、乳液、化粧水、パック、洗顔料、ファンデーションなどに使用される。
水溶性コラーゲン 牛または豚の皮膚、骨髄組織あるいは牛の胎盤から抽出して得る。コラーゲンの分子は分子量10万(約1000個のアミノ酸から構成されている)のポリペプチド鎖が3本集まって、3本の鎖がラセン状に三つ編みのようになっている。無色または乳白色の液体またはペースト、または白色~淡黄色の粉末で、特異なにおいがある。水溶液を40℃以上に加熱すると、ラセンがほどけてゼラチンになり、粘性も失われる。コラーゲンに含まれているアミノ酸の3分の1はグリシンであり、他のたんぱく質には無いヒドロキシプロリンが含まれている。化粧品に配合すると皮膚との親和性にきわめてすぐれ、皮膚の保護効果が期待できる。水とよく水和するため、皮膚への水分補給による保湿機能の改善にも貢献し、皮膚の正常な生理作用を妨げることも無い。
スクラロース 砂糖から精製された甘味料で、カロリーがないためダイエット食などに適している。一般食品の味付けや風味付けに多く使用されている。
スクロース D-グルコースとD-フルクトースが還元基同士でグルコシド結合したもの。植物界に広く分布し、サトウキビやサトウ大根の汁液を精製して得られる。保湿効果。
スクワラン スクワランは、アイザメそのほかの深海にすむサメ類の肝油から得られるスクワレンに水素添加して得られるもので、無色透明の油である。スクワレンは、小麦、胚芽油、オリーブ油にも0.1~0.7%存在している。またヒトの皮脂中にも約5%含まれ、コレステロールの先駆物質として知られている。スクワレンは不飽和の炭化水素であるため不安定であるが、水素添加して得られるスクワランは化学的に安定で、代表的な良質オイルである。同じ炭化水素の流動パラフィンより油性感が少なく、感触の非常に良い油である。皮膚刺激はほとんどなく、エモリエント効果に優れている。広く化粧品に使用されており、特に高級化粧品には欠かせない原料の一つである。
ステアリン酸 動物油脂・植物油脂中に存在する脂肪酸で化粧品では、ヤシ油・パーム油・綿実油等を加水分解して抽出。石けんやクリームの主成分として使用され、のびをよくし、なめらかな使用感を得られる。
ステアリン酸PEG-150 =モノステアリン酸ポリエチレングリコール(表示名称:ステアリン酸PEG-150)。乳化作用に優れ、界面活性剤として利用される。
ステアリン酸グリセリル ステアリン酸のグリセリンモノエステルである。W/O型乳化剤としては最も古くから用いられた。
ステアリン酸スクロース 食品にも利用される、水と油を親和させる成分。ステアリン酸とスクロースのジエステルであり、親和性を持つ。
ステアリン酸ポリグリセリル-10 植物油から得られるグリセリンと、脂肪酸であるステアリン酸から作られる非イオン界面活性剤。乳化剤、分散剤として使用されている。
ステアロイル乳酸Na ステアロイル乳酸Naは、脂肪酸と乳酸との縮合物のナトリウム塩で、乳化剤として使用される。
精製蜂蜜 ハチミツを精製し、色、臭いを取り除いたもの。清涼飲料水の原料として使用されている。
セスキオレイン酸ソルビタン イソステアリン酸とソルビタンとのセスキエステルであり、W/O型の乳化剤として利用される。性状は液体であり、不飽和結合がないためオレイン酸誘導体に比べて酸化安定性やにおいに優れる。
石鹸素地 油に水酸化カリウムを加えた石鹸のベースで、日本で販売されている石鹸のほとんどに使用されている。パーム油、パーム核油を中和した起泡、洗浄成分。
セラミド2 角質細胞間脂質の一種でバリア機能・保湿効果に優れ、お肌のキメを整える。水分を保持する力が強く、水分のバランスを保つ。人の皮膚と同一のセラミド。
セラミド3 角質細胞間脂質の一種でバリア機能・保湿効果に優れ、お肌のキメを整える。角質層の水分保持に重要で、特にセラミド1、セラミド3、セラミド6は損傷を受けた皮膚の修復作用がある。水分保持機能、シワを軽減する機能を持つ。もともと皮膚が持つ保護バリアーを補強し、特に乾燥肌や老化皮膚に適する。ダメージを受けた毛髪を修復、保護する。水分バランスを改善。人の皮膚と同一のセラミド。
セラミド6Ⅱ 角質細胞間脂質の一種でバリア機能・保湿効果に優れ、お肌のキメを整える。角質層の水分保持に重要で、特にセラミド1、セラミド3、セラミド6は損傷を受けた皮膚の修復作用がある。水分保持機能、ターンオーバーの促進、シワを軽減する機能を持つ。もともと皮膚が持つ保護バリアーを補強し、特に乾燥肌や老化皮膚に適する。ダメージを受けた毛髪を修復、保護する。刺激を与えずに皮膚を滑らかにする。しわを減らす。人の皮膚と同一のセラミド。
セレブロシド、またはウマスフィンゴ脂質 保湿効果。天然セラミド。 馬の脊髄から抽出して得られる。角質細胞間脂質の一種で、皮膚の潤いを保つ効果があり、キメを整える。角質の水分保持に重要な役割を果たしている。
センブリエキス センブリの全草から抽出されたエキス。消炎防止効果、毛根の細胞活性化、皮膚など抹消血管の働きを高め血行を促進する働きがあり、加齢によるシワやくすみを予防する化粧品、発毛のための育毛化粧料などに幅広く配合される。
ソルビトール 広く動植物に存在する多価アルコールで、藻、海藻、多くの果物に含まれている。吸湿作用は他の保湿剤に比べて緩和であるが、乾燥に対して水分を一定に保つ性質があるので、保湿剤、柔軟剤として各化粧品に配合される。

た行

成分名 説明
ダイズ発酵エキス グルタミン酸のポリペプチドと果糖のポリマーの混合物である。肌の潤いを長時間保つすぐれた保湿成分である。
ダイズ油 大豆の種子から得られる淡黄色の油脂である。リノール酸を43~56%含み、必須脂肪酸として、人体にとって不可欠の栄養素である。外用として皮膚に塗布しても、刺激を緩和し皮膚表面を保護し、乾燥を防止する。化粧品にはオリーブ油と同様に使われるが、オリーブ油よりも安定性が劣る。
ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル) 植物由来原料のみを使用して組上げたペースト状エステル基剤。ヘアケア、スキンケア製品にエモリエント剤としてしっとり感を付与する。 肌に自然なツヤを与える働きがある。
ダマスクバラ花油 ブルガリアの希少なダマスクバラの花から得られる精油。香りは感情や記憶を司る大脳辺緑系に、続けて自律神経や免疫、ホルモン系をコントロールする視床下部に影響を与える。その影響が下記のような効能となる。
  • ・心身のストレスを和らげ、リラックスさせる
  • ・女性ホルモンの一つ、エストロゲンの分泌を促す
  • ・肌の活性化による美肌効果
  • ・消化器官の活性化
  • ・更年期障害の軽減
  • ・汗や加齢臭、口臭を抑える
  • ・異性を引き付ける催淫作用
炭酸ジカプリリル 植物由来の天然のエモリエント剤。油溶性の成分で肌を柔らかく滑らかに整える。
窒素 噴射剤。ヘアスプレーやミストなどを噴出させる容器につめて使われる気体である。
チューベロース多糖体 リュウゼツラン科の球根植物である「月下香」の花弁を、精製・抽出して得られた多糖体の保湿成分である。保湿力が高い抽出液として、化粧水、美容液、クリームなどに配合されている。
デキストラン ショ糖(デキストロース)を乳酸菌などのグラム陽性菌によって発酵させることでできる、多糖類の一種。保湿剤や親水性の増粘安定剤、結合剤として使われる。
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル 安定性に優れ、油性成分との相溶性もよく、経皮吸収に優れた脂溶性のアスコルビン酸誘導体の一つ。肌の奥までビタミンCが浸透し、高い保湿性によって乾燥を防ぐ。低刺激。コラーゲン分解酵素を抑制する効果に優れる。 還元作用があり、美白成分としてメラニンの生産を抑制し、抗酸化性を発揮する。
トコフェロール 植物界に広く存在しているが、合成品が、一般的に用いられている。トコフェロール自体は酸化されやすい性質があるため、他の共存物質に対する強い抵抗酸化力がある。
トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル イソステアリン酸とグリセリンからなるトリグリセリドである。炭素数の多い飽和脂肪酸のトリグリセリドでありながら液状であることから広く用いられる。
トリエチルヘキサノイン 2-エチルヘキサン酸とグリセリンからなるトリエステルで、皮膚保護剤としてスキンケア化粧品に用いられている。
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル カプリル酸及びカプリン酸とグリセリンのトリエステルである保護剤。ヤシ油から得られるカプリル酸・カプリン酸とグリセリンが結合したもので、皮膚をなめらかにしたり、うるおいを保つ働きがある。
トルマリン マイナスイオンを発生し、細胞の代謝を活性化する。マイナスイオン効果が得られる。
トレハロース 2分子のグルコースが結合した非還元性の二糖である。トレハロースは自然界では動植物・微生物にわたって広く遊離の状態で存在している。パン酵母やビール酵母などの酵母類にも多く含まれ、古くから人々に食されてきた糖質として知られている。近年、保湿効果の高い糖として注目されており、乾燥している環境下から細胞を保護する作用があることが分かった。トレハロースを硫酸化した硫酸化トレハロースは皮膚への連続塗布効果試験で、角質層の水分保持機能を高めることが分かった。

な行

成分名 説明
ニオイテンジクアオイ油、またはゼラニウム油 ゼラニウムの花と葉から水蒸気蒸留で得られるオイル。鎮静、抗菌、消炎、収れん作用がある。
二酸化炭素 噴射剤。ヘアスプレーやミストなどを噴出させる容器につめて使われる気体である。
乳酸 穏やかな角質溶解作用と共に、希釈液は殺菌作用もあるので、乳液・美容液のほか、美白クリームなどの化粧品に使用される。
乳酸Na 角質層に含まれている天然の保湿成分(NMF)のひとつ。pH調整剤・保湿剤・乳化安定助剤として使用される。優れた保湿性が特徴。この他にも、穏やかな角質剥離効果、収れん効果などが期待できる。希釈液は殺菌効果があり、美白用製品にクリームのキメを細かくするための調整剤としても配合される。
尿素 無色~白色の結晶または結晶性の粉末。少量の配合で保湿・湿潤剤、角質の柔軟効果がある。
ノバラ油 ノバラ油とは、バラ科の落葉低木「カニナバラ」の果実から得られる精油(エッセンシャルオイル)。肌のきめを整え、ヒーリング、整肌効果を持つ。石鹸や各種化粧品などに香料や保護剤、皮膚コンディショニング剤として配合される。

は行

成分名 説明
ハッカ葉油、またはセイヨウハッカ油 ペパーミント(西洋ハッカ)。和種ハッカに比べて甘い香りを持ち、刺激的な清涼感が特徴。殺菌作用があり、皮膚炎や虫さされのかゆみに効果がある。
ハチミツ ミツバチが植物から集めた甘味物から得られる。角質柔軟硬作用、粘度調整、ツヤ出し、保水などの効果があり、クリームや乳液、石けんなどに広く使用されている。
バチルアルコール グリセリンとステアリルアルコールのモノエーテルで、刺激性がなく伸びがよく保湿性に富んでいるので化粧品の油性成分、乳化剤、乳化安定剤としてキミルアルコールと同様に用いられる。抗炎症作用もある。
白金 しみやしわの原因となる活性酸素を除去する抗酸化剤。平均粒子径2ナノメートルまで微粒子化したプラチナであり、「白金ナノコロイド」と呼ばれている。スキンケアからボディ・ヘアケア、メイク品などに多用されている。
パーム油 パーム油とは、アブラヤシ(オイルパーム)の木の果肉を圧搾することで得られる、天然の植物性オイル。石鹸の原料としてよくヤシ油と混同されがちだが、精製されたパーム油はヤシ油より泡の持続性が高く、肌に対する刺激が少ないと言われている。
パルミチン酸 動物油脂・植物油脂中に存在する脂肪酸で、主としてパーム油から得られる。石けんの原料として使用されるクリーム状の原料。
パルチミン酸アスコルビルリン酸3Na 別名:APPS、アプレシエ。リン酸ナトリウム塩とパルミチン酸が結合している、水溶性・油溶性、両方の性質を持つビタミンC誘導体。皮膚細胞上でのビタミンC変換率が高く、かつ皮膚浸透性が高いという特徴がある。他のビタミンC誘導体同様、美白効果(チロシナーゼ活性阻害、活性酸素除去作用)、抗シワ効果(コラーゲン合成促進、コラーゲン分解抑制作用)、UV防御効果の働きを示す。
パルミチン酸イソプロピル パルミチン酸とイソプロパノールから得られる無色透明な液体である。
パルミチン酸エチルヘキシル ヤシ油などの植物油脂に多く含まれる高級脂肪酸のパルチミン酸と、2-エチルヘキシルアルコールの化合物。肌を柔軟にする働きのほか、低粘度なため溶剤として使用すると化粧品の肌へのなじみ、すべりを良くする働きがある。化粧品には油性基剤、エモリエント剤として使用されている。
パルミチン酸レチノール ビタミンA誘導体。皮膚の保護、細胞の修復。表皮細胞の保護作用によりニキビや吹き出物を予防する。コラーゲンの新生を促し、肌の弾力性を保つことで、シワやたるみのできにくい素肌へと導く。レチノイン酸に非常に近い物質で、肌に塗ると一部がレチノイン酸に変化して表皮細胞の増殖を促し、表皮を柔らかくしてシワを消すと考えられている。
パルミトイルペンタペプチド-4 保湿成分。コラーゲン産生促進作用。女性ホルモンに働きかけ、内側からコラーゲンを産生し、ハリのある肌づくりをサポートする。
ヒアルロン酸 ヒアルロン酸は、細胞間隙に水を保持し、組織内にゼリー状のマトリックス(格子形状)を形成して細胞を保持したり、皮膚の湿潤性と柔軟性を保ち、外力および細菌感染を防止している。表皮、真皮にはヒアルロン酸はコンドロイチン硫酸やへパリンよりも多く存在し、このヒアルロン酸の水分保持が皮膚のみずみずしさに寄与している。皮膚にみずみずしさがなくなり、シワができるのは、真皮の結合組織から水分を豊富に含むヒアルロン酸が減少するからといわれている。ヒアルロン酸は、皮膚によく吸収されてのびがよくべとつかず、角質層の水分量を高める効果がある。空気中の湿度に左右されることなく、その保湿性を一定に保つという特性があるのもほかの保湿剤と大きく異なっているところである。さらにヒアルロン酸とグリセリンなど多価アルコールの併用による相乗効果(保湿効果および皮膚改善効果)を高めることができる。化粧品にはヒアルロン酸ナトリウムの形で配合されている。
ヒアルロン酸Na バイオヒアルロン酸Naは、無色で粘性のある液体である。保水性や浸透性に優れ、皮膚にハリを与え、滑らかにする効果がある。保湿剤として、クリーム・美容液・頭髪用化粧品・口紅・シャンプー・リンスなど、幅広く使用される。
ビターオレンジ果皮油 ダイダイ(ミカン科)の成熟した果皮(トウヒ:橙皮)の抽出液。リモネン、リモニン、ヘスペリジン等を含む。精油を含み甘い香りがある。血流促進、皮膚柔軟化、紫外線防止効果がある。
パルミチン酸レチノール、またはビタミンA油 ビタミンAは油溶性であり、よく経皮吸収される。ビタミンAは表皮細胞の機能と密接な関係がある。ビタミンA油は、ビタミンA濃度の高いタラ、マグロ、メヌケなど水産動物の肝臓および幽門垂から得た脂肪油か、あるいはその濃縮物、またはビタミンAに植物油を加えたものである。黄色~黄褐色の油液で、においはないか、またはわずかに特異なにおいがある。ビタミンAの生理作用としては、成長促進作用、視覚作用、上皮細胞保護作用、細菌感染防止作用などが認められている。ビタミンAが欠乏すると、皮脂腺、汗腺の萎縮や、角質化の不全が起こり、肌が乾燥状態となる。また角質層が厚くなると、毛のう壁の角質も厚くなり肌がザラザラしてきて毛孔性角化現象が起こってくる。また、皮膚の細胞の抵抗力も弱まり、細菌感染を起こしやすく、ニキビ、吹き出もののトラブルが多くなる。また、毛髪も乾燥し枝毛や切れ毛が起こり、爪ももろくなり、さらに夜盲症の原因ともなる。化粧品では口紅、乳液、ヘアトニック、美容オイルなどに使用される。
ビタミンB1 ビタミンB1は、水溶性ビタミンの一つ。炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きを持つ。中枢神経および末梢神経の機能を正常に保つ作用がある。不足すると脚気(かっけ)や神経炎、倦怠感などの症状を引き起こす。弱酸性下では安定しているが、アルカリ性や熱に対しては分解しやすいという特長を持つ。
ビタミンB2 ビタミンB2は、水溶性ビタミンの一つ。生体内で脂肪を分解してエネルギーに変えるときに関わりのあるビタミン。ビタミンB2が不足すると皮脂の調節がスムーズに行われなくなり、脂漏性の皮膚炎や湿疹、ニキビ等が生じやすくなる。さらにビタミンB2には、過酸化脂質の生成を抑制する働きがあり、抗老化作用がある。
ヒトオリゴペプチド-1 ヒト上皮細胞再生作用。本来人間が持っている成分で、年齢と共に減少する。ヒトオリゴペプチド-1(EGF)が年齢と共に減少し、それが老化と深い関わりがあることを突き止めたコーエン博士はノーベル賞を受賞。減少してしまったEGFを塗布することにより、ターンオーバーを正常に近づけ、ハリのある肌へ導く。
ヒトオリゴペプチド-13 「線維芽細胞増殖因子」のことであり、EGFと同じく人間の体内にあるものである。表皮にはたらきかけるEGFに対して、FGFは真皮にある線維芽細胞というコラーゲンを作り出す細胞に働きかけ、成長と増殖を促す。線維芽細胞が活発に働くとコラーゲンを真皮に保持し、弾力と透明感ある潤った肌を作り上げる。
FGFは加齢と共に減少するが、シミ、シワ、たるみ、くすみ等の真皮のトラブルに効果を発揮する。
ヒドロキシエチルセルロース セルロースのヒドロキシエチルエーテルである。水溶性の安定性、保護コロイド性、皮膜形成能がすぐれているので、増粘剤、分散剤、結合剤として用いられる。
ヒマワリ種子ロウ ヒマワリの種子から得られるロウ。
フィトステロールズ 植物油脂の脱酸工程で得られるガム質を精製して得られる無臭で白色の結晶性粉末で、主としてβ-シトステロールからなるステロール。化粧品に配合される場合、皮膚吸収性がよくエモリエント効果があり、肌を潤しバリア機能を高める働きがある。名称としては他にもダイズステロールやフィトステロール(旧名称)と呼ばれることがある。
フェノキシエタノール トウモロコシ由来。わずかに芳香のある無色~淡黄色の透明、粘調な液体である。殺菌作用があり、グラム陰性菌に対し特に有効である。化粧品への配合は1.0%以下であり、パラベンと組み合わせたり、デヒドロ酢酸と組み合わせて使用される。
フラーレン 60個以上の炭素原子が五角形と六角形を組み合わせたサッカーボールのように結合した球状のナノテク新素材。皮膚組織へのラジカル(活性酸素を含む人体に有害な活性分子)の攻撃を止め皮膚の細胞死を防御するアンチエイジング効果と、メラニンの過剰生成を抑えるホワイトニング効果がある。その効果は代表的抗酸化成分ビタミンCの125倍といわれる。従来、フラーレンは難溶性で使用が難しかったが、工業用フラーレンから不純物を取り除き、高度精製した生体適応型水溶性フラーレン(別名ラジカルスポンジ)の開発により化粧品への応用が可能となった。
プラセンタエキス 健常な「豚」の胎盤から無菌的に抽出した液体である。(Wプラセンタ原液のプラレントでは「豚」の胎盤と「馬」の胎盤の特長を併せ持つ2種混合のプラセンタエキスを使用。)多種のビタミン類(チアン・リボフラビン・ピリドキシン・パントテン酸・その他)アミノ酸類(アルギニン・シスチン・グルタミン酸・セリン・その他)ミネラル類(カルシウム・ナトリウム・カリウム・その他)などが含まれる。さらに、コレステロール、コレステロールエステル、酵素(アルカリ性フォスファターゼ)、デオキシリボ核酸を含有している。これらの成分により、皮膚の組織呼吸の亢進作用、メラニン形成阻害作用、皮膚柔軟化作用、シミ・ソバカスの改善作用、抹消血流障害の改善作用、小ジワ・肌荒れに対する改善作用など、幅広い範囲の治療効果が認められている。皮膚の保湿効果のほかに、色素沈着の防止、シワの予防、頭髪の脱毛防止など多目的に使用されている。
プラセンタエキス(馬由来) 豚プラセンタに比べアミノ酸が300倍くらい多く含まれる。また豚に無いアミノ酸も含む。各種多くのアミノ酸、ビタミン、ミネラルの作用により美容だけでなく体の健康維持にも役立つ。
プルラン 黒酵母菌を用い、発酵法でつくる。グルコースが規則正しく約1000個程度つながった水溶性多糖類。多くの水酸基をもっており、温水、冷水、いずれにもよく溶け、保湿性にも優れている。また、フィルム状になって密着する性質があり、各種化粧品の機能性、触感などを高めるために使用されている。
プロパンジオール トウモロコシなどの植物デンプンに含まれる糖を発酵させ得られる、100%天然由来の無色グリコールのこと。抗菌性、保湿性があり、化粧品として使用することで保湿力の高い商品を生成することができる。
ベタイン サトウダイコン・綿実その他、多くの植物中に存在する。植物から抽出される天然のアミノ酸系保湿剤である。吸保湿性が高く、皮膚や髪に柔軟性と弾力性を与えることが特徴である。
ベヘニルアルコール ナタネ油の還元アルコールより得られる炭素数C22の高級アルコールで白色ロウ様固体である。セタノール、ステアリルアルコールに比べて炭素数が大きいので、安全性も高く、乳化安定性に優れているために代替使用されるようになった。
ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10 ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10は一般的に「ポリグリ」と呼ばれているもので、ステアリン酸という植物由来の脂肪酸と植物由来のグリセリンを化学的に結合させた合成の界面活性剤ですが、界面活性剤の中では非常に安全性が高く、お肌にもほとんど刺激はない。乳化剤・エモリエント剤として食品や医薬品にも用いられている。
ペンチレングリコール 無色透明の液体で特異臭がある。多価アルコールの一種で、保湿性、抗菌性を有する。クリーム、乳液、頭髪化粧品などに使用される。
ホウセンカエキス ツリフネソウ科の一年草で、夏に葉のわきから柄を出し、紅紫色の花を横向きに開く。インドからマレー半島に至る東南アジア原産。ホウセンカエキスには抗炎症作用、抗アレルギー作用、抗かゆみ作用が確認されており、これに加え、抗酸化作用と美白作用があることも発見された。美白作用をもたらすのはエキスの中のインパチエノールである。
ホホバ種子油 ホホバ種子油とは、ホホバ科(シモンジア科)の常緑低木「ホホバ」の種子から得られる油脂(オイル)の事。比較的安定性は高く、肌質を問わず効果が出やすい事などからとても広く使われている植物油。保湿効果があり皮膚になじみやすくべたつかず、さっぱりとしている。エモリエント効果や保湿効果、ヘアコンディショニング効果があり、クリームや乳液、美容オイル、ヘアケア商品などに配合されている。
ポリアクリルアミド 増粘剤、乳化安定剤としてクリームなどの乳化系製品に使用される。
ポリグリセリン-10 グリセリンを脱水縮合して得られる。重合度が高いため、粘性が非常に高いのが特徴で、保湿剤、改質剤、物性向上剤として使用される。
ポリソルベート20 モノラウリン酸ソルビタンに酸化エチレンを付加重合して得られる安全性の高い非イオン性界面活性剤である。乳化剤として、単独または親油性乳化剤と配合して用いられ、特にO/W型エマルションをつくるのに適しており、クリーム、乳液、化粧水などに広く使用される。
ポリソルベート80 乳化、可溶化、分散作用をもつ界面活性剤。ソルビトールと無水ソルビトールのモノオレイン酸エステルに酸化エチレンを付加重合して得られる成分で、ポリソルベート60とほとんど同じ働きがある。
ポリパーフルオロメチルイソプロピルエーテル 肌の保護をしたり、撥水効果、保湿効果を持つ。皮膚の表面に薄く広がり、水蒸気透過性の良い膜を形成し、なめらかでスムーズな感触を与える。
ポリブテン 結合剤、物理的脱毛剤、非水系増粘剤。ファンデーションなどの粉状化粧品を固形状にするための結合剤や油性成分に増粘性を与えるために用いられる。

ま行

成分名 説明
マカデミアナッツ油 オーストラリア原産の常緑の中高木のマカデミアの種実を圧搾して得られる油脂である。オレイン酸が主成分であるが、植物油脂には珍しくパルミトレイン酸が多い。パルミトレイン酸を含有しているので感触に優れている。また、天然油脂としては珍しく酸化安定性に優れている。クリーム、乳液など基礎化粧品の油性成分として使用される。
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル 植物由来成分。パルミトレイン酸を多く含み、脂肪酸組成がヒト表皮脂質に類似したフィトステリルエステルである。酵素合成法により、皮膚に対する刺激がなく、安全性に優れている。保湿剤として有効である。
マグワ根皮エキス、またはソウハクヒエキス クワ科の植物で根から抽出したエキスで、ソウハクヒ(桑白皮)と呼ばれる。UV防御作用、抗菌、美白作用があるといわれている。
マトリキシル、またはパルミトイルペンタペプチド-3 5個のアミノ酸が連なったペプチドにパルミチン酸が結びついた物質。衰えた線維芽細胞(コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの真皮の成分をつくる細胞)に働きかけて活性化させ、コラーゲンやエラスチンの生成を促しシワを改善する成分として注目されている。この物質の作用はレチノールなどレチノイド類の作用に類似しているといわれる。
マンダリンオレンジ果皮油 ミカン科ミカン属のオレンジの果皮を圧搾して抽出される精油。
トルマリンによるマイナスイオン還元水を使用。分子が細かいため(水道水の約3分の2の大きさ)、お肌に浸透しやすい。
水(温泉水) 地下500mの岩盤下から湧き出た温泉水を原料としている。この温泉水はそのままの状態でもマイナスの電荷を帯びている。pH9.5~pH9.9の弱アルカリイオン水。一般的な国内産ミネラルウォーターも軟水であるが、この温泉水はさらに硬度が小さい硬度約2.75の超軟水である。
ミツロウ ミツロウ(蜜蝋)はミツバチの巣から採取されるワックスを精製したもの。化粧品の油脂や成分を均一化して分散化し、状態を安定させる。柔らかさを与え、乳化させる作用もありさまざまな化粧品に幅広く使用されている。保湿成分も豊富に含み肌をしっとりとさせる。
ミリスチン酸 動物油脂・植物油脂中に存在する脂肪酸で、主としてヤシ油やパーム核油を加水分解することにより得られる。ミリスチン酸を配合し作られた石けんは、洗浄力が高く泡立ちがよいので、優れた石鹸原料として広く使用されている。
ミリスチン酸ポリグリセリル-10 乳化剤、皮膚コンディショニング剤。
ムラサキ根エキス、またはシコンエキス ムラサキの根から抽出して得られたエキス。ムラサキは日本北部の山野に自生する多年生草本で白い花をつける。根は、太くて紫色で生薬名をシコン(紫根)という。主に化粧品には、紫色の天然色素として、また、新陳代謝促進作用や殺菌消炎作用があるので、肌荒れ、ニキビの予防に有効であり、クリーム、乳液、化粧水などに使用される。
メタリン酸Na 炭酸ナトリウムとリン酸水溶液を合成して精製される金属イオン封鎖剤。キレート剤として配合され、他の成分が変色、濁り、沈殿するのを防ぐ。
メチルグルセス-10 メチルグルコシドに酸化エチレンを付加重合したもの。保湿効果、コンディショニング効果があり、シャンプー、リンス、ファンデーション、クリーム、化粧水などに使用される。
メドウフォーム油 リムナンテス科の植物メドウフォームの種子から得られる脂肪油。トコフェロールを豊富に含みエモリエント効果に優れる。

や行

成分名 説明
ヤシ油 ヤシ油(椰子油)とはココヤシから作られる油脂、すなわちココナッツオイルのことを指す。ココヤシ果実(ココナッツ)の巨大な種子内部の胚乳から抽出精製されるものである。中鎖脂肪酸に富み、天然のラウリン酸を多く含む。肌に塗ることで、保湿ケアやアンチエイジングにも有効な働きをする。
ユーカリシトリオドラ油 レモンに似た香りを持つことから別名「レモンユーカリ」や「レモンセンティッドユーカリ」とも呼ばれている。シトロネラールと呼ばれる成分を80%以上含むため、一般的なユーカリ精油よりもシトロネラと呼ばれる精油に近く、虫除けに有効的な効果をもつと言われいる。防虫効果に加えデオドラント効果もある。
ユーカリ葉油 清涼感のあるグリーン調の香りが特徴。強い抗菌作用、殺菌作用、鎮痛作用等を持ち、アロマテラピー、のど飴、うがい薬、塗り薬などの医薬品、また、虫よけスプレーなど多方面に渡って活用されている。
ユビキノン 別名でコエンザイムQあるいは補酵素Q10といわれる。ユビキノンは2,3-ジメトキシ-5-メチル-6-ポリプレニル-1、4-ベンゾキノンの総称で、体の中の酸化還元反応に関与する電子伝達系の成分として広く生物界に存在している。ユビキノンは、私たちの体内にも存在する補酵素のひとつで、ビタミンEのような働きをもっており、エネルギーを生産するために必要不可欠な成分である。また、強い抗酸化作用があり、老化の要因である活性酸素を除去して細胞や組織を守り老化予防に役立つ他、免疫機能を高める働きもある。また、ユビキノンは心筋賦活剤として医薬品として市販されている。
ヨクイニンエキス ハトムギの種皮を除いた種子から抽出して得られ、消炎作用、鎮痛作用、利尿作用、排膿作用がある。また民間療法として、イボ取りや皮膚の荒れなどにも使用される。皮膚再生作用、保湿作用、消炎作用、肌荒れ防止作用があり、基礎化粧品、洗顔などに広く使用されている。

ら行

成分名 説明
ラウリンPEG-12 乳化剤として使われている。淡黄色の液体。
ラウリン酸ポリグリセリル-10 皮膚コンディショニング剤、乳化剤などに使われている。
ラウレス-7 ヤシ油アルコールの分別蒸留で得られるラウリルアルコールに酸化エチレンを加えたもの。白色~微黄色の透明な液体。乳化剤。
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) エモリエント剤。アミノ酸であるグルタミン酸とヤシ油由来の成分からなるアミノ酸系油性成分。アミノ酸(グルタミン酸)と結合したセラミドで、細胞間脂質様の働きをする。保湿性があり、肌に潤いと柔軟性を与える。
ラベンダー油 シソ科の植物であるラベンダーの花茎から得られるオイル。抗ストレス作用、鎮静作用、鎮痛作用、抗菌作用、抗炎症作用、消毒作用とハーブの中でも多くの働きをもつ。抗菌・抗炎症・消毒作用により、虫刺されによるかゆみを抑え、感染症を防ぐ効果がある。
緑藻エキス 緑藻に属する海藻から得る成分。ビタミン、ミネラル、アミノ酸を含み、すぐれた保湿や皮膚の新陳代謝を促進し、皮膚の再生を活性化する効果がある。最近では、メラニンの生成を抑制する効果があることが判明し、注目されている。
リンゴ果実培養細胞エキス 収穫後4カ月経過しても傷まないという希少な、「スイスの腐らないリンゴ」から抽出された幹細胞を培養して増やしたのものから抽出したエキス。ナノ化しているものも多く、肌の奥底まで浸透しやすい成分。主に表皮幹細胞の働きを活性化。肌のターンオーバーを正常化し、肌の生まれ変わりを促進する効果が期待できる。
リンゴ酸ジイソステアリル リンゴ酸とイソステアリルアルコールのジエステル。アルコールの中でも肌を柔軟にするエモリエント剤や乳液などの乳化剤として使用されている。滑らかな使用感。リンゴ酸はAHAの一種で、肌の不要なものを除去する働きがある。くすみやシミのケアに有効。
リン酸2Na PH調整剤
リン酸K 主に酸化防止剤、PH調整剤として使用されている。
リン酸Na PH調整剤
リン酸アスコルビルMg、またはリン酸-Lアスコルビルマグネシウム 水溶性で不安定なビタミンCを安定化したもので、皮膚に吸収されやすいビタミンC誘導体である。アスコルビン酸にオキシ塩化リンを作用させて得られる。生体内でのフォスファターゼなどの酵素によって、安易にアスコルビン酸に加水分解され、ビタミンCとしての働きをする。日焼けによるシミ・ソバカスを軽減することを目的とした美白化粧品や、紫外線で傷んだ肌を修復し、若々しくみずみずしい肌を保つための化粧品に配合される。
レシチン マメ科植物の大豆より抽出してつくられたリン脂質が主となる原料で、淡黄色から橙黄色の粉末か粘着性物質。保湿効果に優れ角質層になじみやすく、細胞間脂質と同じエモリエント効果がある。乾燥による肌荒れを防ぎ、なめらかに整える目的でクリームや乳液に配合される。
レモン果皮油 レモン果実の皮から抽出されるオイル。果実そのままのみずみずしくフレッシュな香りが特徴で、気分転換や集中力を高めたい時などに用いると効果的。リモネンやシトラール、オクタナール、リナロールなど豊富なの芳香成分が含まれることや消毒・殺菌作用にも優れていることから、芳香剤ほか基礎化粧品やヘアケア製品などの素材としても活用されている。
レモングラス油 レモンと同じこのシトラールという芳香成分が含まれる。見た目的にはレモンとは全く異なるイネ科の植物で、イネのような細長い葉を持つ1~2m程の高さの多年草。精油はその葉から、水蒸気蒸留法により抽出される。レモングラス自体は柑橘類ではないが、レモンに似た香りは柑橘系に分類される。リフレッシュする効果と共に適度に落ち着きをもたらす効能がある。また、芳香成分のシトラールは蚊や蟻などを寄せ付けない除虫効果がある。
ローズヒップ油 ローズヒップの種子を圧搾して得られる淡黄色の油脂である。リノール酸、リノレン酸を多く含んでいることから、細胞組織の賦活化が期待され、日焼けや色素沈着を鎮静化する。水分保持、小じわの手入れ、加齢による皮膚の老化の抑制などの美容効果があり、オイルエッセンスの油性成分、クリーム類、乳液のエモリエント剤などに広く使われる。
ローヤルゼリー ローヤルゼリーの成分は、たんぱく質、炭水化物、脂肪、酵素、ミネラルビタミン類などにより構成されている。主に皮膚組織の新陳代謝を促進し、シミ、小じわを防ぐ効果がある。

わ行

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